独学で学ぶには学習のゴールを決める
定番のAI開発だけでなく、ゲーム開発にも使用されるようになっているPythonは、書きやすく読みやすい言語として人気があります。ライブラリも充実しているので、使い方を覚えるとできることが広がります。そこでさっそくPythonを学習しようとすると、初心者向きの言語とはいえどこから手をつけたらいいのか多くの人が迷ってしまいます。最近では、Python人気の高まりによって学習環境も整いつつありますが、挫折しないためには事前の心構えが重要です。
Pythonは独学向き
Pythonは、初心者でも独学で十分に学ぶことができる言語だということを最初に理解しておきましょう。プログラミング未経験者にとって、どの言語も最初は難しく見えるものです。Pythonも難しく見えるかもしれませんが、数多くある言語の中ではわかりやすい言語のひとつです。コードがとてもシンプルでライブラリも豊富なので、簡単なコードを書くだけでプログラムを作れます。日本での人気も高いことから、日本語による解説も簡単に見つかります。
学習の目的を設定する
プログラミング学習を成功させるために必要なのは、学習し続けることです。プログラミングを習得できない人の多くは、能力がないのではなく続かないだけです。学習し続けるためには、はっきりとした目標を設定しなければなりません。Pythonでやりたいことを明確にして、そこを目指してひたすら努力を続けましょう。挫折を回避するためには、難しいことを無理して覚えようとするのではなく、基礎から丁寧に知識を積み上げていく必要があります。簡単なコードや他の人が書いたコードを書いたり読んだりしてみましょう。この方法はPythonに限ったことではなく、プログラミング学習全般に当てはまることです。
目標にこだわりすぎないことも大事
目標を設定したくても、プログラミング未経験だと目標を探すこと自体が難しいものです。そのような場合には、あまり堅苦しく考えず仮の目標を設定しましょう。学習を進めていくうちにやりたいことが見えてくれば、目標を置き換えることができるでしょう。高すぎる目標をひとつ設定するよりも、手の届きそうな目標としばらく手が届きそうもない大きな目標のふたつを設定するほうがモチベーションを維持しやすいかもしれません。Pythonを学んでいくうちに他の分野に興味を持ったなら、そこから知識を広げていくこともできるでしょう。独学だと必ずしも効率的とはいえない場合もありますが、自分で模索しながら学ぶことには大きな価値があります。Pythonが気になったら、まずはとにかく学んでみることを強くおすすめします。
