Pythonはゲーム作りには不向き？可能？
Pythonでゲームを作成することは可能です。しかし、ディープラーニングで使用されるプログラミング言語であるPythonは、実行速度が遅いのでゲーム開発には向かないはずです。そのことを少しでも理解している人であれば、Pythonでゲーム開発をするという発想にはなかなか至らないかもしれません。実際のところは、ライブラリやゲームエンジンとPythonを連携させることで、ゲームを作成したり操作したりできます。
Pythonでゲームを作成するメリット
基本的に、Pythonはゲーム開発の世界ではマイナーです。コストパフォーマンス重視の場合それはなおさらで、JavaやSwiftを使う企業が開発するゲームでPythonがメインとして使用されることはないでしょう。しかし、Pythonはコードがシンプルで使いやすく、個人的にゲーム開発を学ぶにはちょうどいいプログラミング言語です。CやC++で書かれたライブラリを使うことができるので、プログラムの処理にかかる負荷もあまり気になりません。企業がやれないような変わったことでも、個人ならば自由かつ大胆に挑戦できます。Pythonでゲームを作成するなら、工程を楽しみながらスキルアップしていけるでしょう。
なぜPythonでゲームを作成するのか
Pythonそのものの人気は開発の世界に関心がある人なら誰もが知るところで、これからプログラミングを学ぼうと考えているなら一度は検討したことがある言語でしょう。最近では、Pythonでゲーム開発を行うことをテーマとした書籍も発行されはじめているなど、Pythonの活用の幅が徐々に広がっていることは間違いありません。今はPythonにゲーム開発のイメージがなくても、将来Pythonでのゲーム開発が当たり前になることは十分考えられます。これまでに実現されていないアイデアをゲーム開発に落とし込みたいなら、Pythonで試作品を作って公開してみるのもひとつの方法です。アイデアだけだとイメージしにくいものが、試作品を作ることによって一気に現実味をおびます。試作品を公開してみて、ユーザーの反応からさらなるアイデアに結びつく可能性もあるでしょう。Pythonを使ったゲーム開発について少しでも思いつくことがあるならば、アイデアを形にする作業になるべく早く着手しましょう。
ゲームを作成することに集中していくうちに、Pythonへの理解は自然と深まっていきます。Pythonで開発するゲームを理論として目で見て頭で覚えようとするよりも、手を動かして形にしてみてわかることが数多くあるでしょう。
